少林寺拳法に感銘を受け、四十年ほど前に少林寺拳法を始めました。
ありがたいことに、心から尊敬する先生方に出会うことができ、少林寺拳法をより深く研究させて頂きました。
少林寺拳法を深く知ると「力ではないチカラ」があることを知り、さらに少林寺拳法にのめり込みました。
やがて、「力ではない少林寺拳法で、何かわからないことがあれば、津野に聞け」と、周りから言って頂ける機会も増えてきました。
周りの人に指導していくうちに、自分自身も多くの気づきがあり、みんなと共に成長できる道院長の仕事に魅力を感じ、道院長になりました。
まずは拳士が「何を求めているのか?」をきっちり把握することを大切に考えています。
レストランでもオーダーを取ってオーダーしたものが出てこないとおかしいですよね?
指導内容は同じでも、拳士が一人一人が、どういう問題に直面しているかを深く理解できなければ期待に答えられる指導はできません。
要はコミュニケーションだと思います。
たあいもない話から、拳士が少林寺拳法に求めている事や、その人自身の考え方を理解しようと努力する事で、一人一人に合ったアドバイスができると考えています。
ですから私の指導ではおしゃべりしている事がかなり多いんじゃないかな?
世の中の変化と進化のスピードは驚異的です。
ほんの数年前では想像もできなかったような状況が次々と生まれています。
少林寺拳法を教える立場として、これからも少林寺拳法についての知識を積極的に学び、少林寺拳法を教えることを通じて、変化していく世の中に柔軟に対応できる人をどんどん増やしていきたいと思っています。
そして、少林寺拳法の楽しさや教えの素晴らしさを一人でも多くの方に知って頂き、実感して頂けるような、そんな道院にしていきたいと思います。
高知南街道院に通っている拳士はみな、ごく普通の社会人や学生です。
アットホームで、タテヨコの繋がりが楽しいです。
「上級者が威張る」などということは決してなく、体育会系の雰囲気はありません。
女性の方や比較的年齢の高い方が多く、気が付くと今日の練習は
男性の方が少なかった!ということもあります。
なので、女性の方も安心して通うことが出来ますよ!
少林寺拳法に入門するまでは、忙しい仕事との兼ね合いが上手くいくのか、少し不安がりました。
先生から「しばらく体験してみて、気が向いたら入門してくれたらいい」というお気遣いがあり、今ではみんなと一緒に稽古をするのが楽しくて、仕事と育児の息抜きに稽古に来ています。
個人的に様々な格闘技と対峙した場合、どう対処したら良いのか、ということに興味があり、目では見えないモノや体の痛みに対して、少林寺拳法ではどうするのかを先生に質問して、答えとして実践して教えて頂いたりしています。
コロナ渦で感染対策は大変ですが、色々な行事に参加したり、色んな人と交流することも楽しいと思います。