西村建夫先生(名誉本山委員・大範士九段)に道院設立をしてみないかと声を掛けて頂き、高知野市道院を設立して道院長になりました。
少林寺拳法を始めて3年目で道院長となり、仕事や家庭等との両立を図ることは大変でしたが、本部指導員や高知大学少林寺拳法部の監督などの役職も頂き、道院長になってから今日まで多くの学生拳士の育成に携わっております。
私は普段練習している際に「技は二の次。社会で必要とされ、周囲に頼りにされる人間となれ」と拳士たちに指導しています。少林寺拳法の練習を通じて、お互いを尊重し合い、手を取り合って行動できる人材を一人でも多く育てたいと考えています。
それぞれが過ごす地域や職場、学校で、周囲に良い影響を与えることのできる人になってくれると、大変嬉しく思います。
設立から当道院で学んだ拳士は現在300名を超えています。現在では、子どもから大人、そして女性など、様々な人が自分の生活スタイルに合わせて練習しています。
特に、親子で一緒に少林寺拳法を始めて、親子関係の絆を深めているご家族もいます。
子どもたちは、親や周りの大人が褒めたり見守ったりすることで、自己肯定感を高め、何事にもチャレンジしてみようと思う人間に成長します。
当道院では、幹部拳士も年少指導を担当しており、道院全体で子どもたちを育てることを大切にしています。
子どもから大人まで、一緒に楽しく練習するのが、当道院の特徴です。子どもから大人、そして女性など、様々な人が自分の生活スタイルに合わせて練習しています。特に、親子で一緒に少林寺拳法を始めて、親子関係の絆を深めているご家族もいます。
道院の練習では、保護者の方々のご都合に合わせて見学頂いています。子どもたちが練習していると、壁にぶつかることもありますが、繰り返し練習して克服しようとします。その中で「できなかったことができるようになる瞬間」を保護者の方と共有することで、子どもたちは安心して頑張るようになります。
当道院は、一人一人の成長を全員で見守り、そして高め合うことを大切にしています。
年度末の練習納めでは、所属する拳士一人ひとりから以下のような感想を頂いています。
(小学生より)
○みんなの前で自分の気持ちを言えるようになりました。
○大会に出て優勝できて嬉しいです。
(中学生より)
○小学生の頃から諦めず練習して黒帯がとれた。嬉しい。
○中学校の部活と一緒にやるのは大変だけど楽しい。
(高校生・大学生より)
○高校に少林寺拳法部がなくても、校長先生に許可をもらって大会出場できることは嬉しいです。
(一般拳士)
○女性の有段者もいるので、分からないことも聞きやすいです。
○年末にある忘年会も、賑やかで楽しいです。